唐突にこんな話して申し訳ないんですが、私には付き合い始めて二年半ほど経つ恋人がいます。

顔・スタイルは相当良いんですが性格のクセがま～あ強くて、

友達には『よく耐えられるね、私にはムリ』と言われることもしばしば…（笑）

まあ確かに「今までどんな恋愛してきたんだコイツ…」とか考えちゃうぐらい面倒だし、

器用そうに見えて案外そうでもないし、

何をそんなに不安がってるの…？ってぐらい重いし、

…書きだすと止まらないくらい個性豊かな彼なんですが、惚れた弱みっていうんですかね、

そんなところが可愛いなあと思えるレベルに到達してしまったので、嫌いになれないんですよね…（^^*）

え？恋人の名前？へし切長谷部っていうんですけど…………………

…………………………

前置き（クソ茶番）が長くなりましたがさっそく今日のシチュエーションCDの紹介です

妄想彼氏(ペット) 忠犬ペットくん
ｃｖ：新垣樽助さん

ジャケットの装丁がポップでカワイイですね！凝ってる～！

あ、先ほどの前置き（ノロケ）とこのCDの内容には一切の関係はございませんのでその旨あらかじめご了承ください。あらゆる企業とも無関係ですのでそのへん重々よろしくお願いします。（……）

あらすじは以下の公式サイトからの引用をご参考にしていただければ！

ある日、家の近くにあるゴミ捨て場で、一人の男性が倒れているのを見つけたあなた。 
倒れていた彼の名前は、「サキト」
名前以外、自分についての記憶をほとんど失っていた彼を放っておけなかったあなたは、記憶が戻るまでの間、彼と共同生活を送ることに。
真面目で、一途。ちょっと不器用だけど、あなたに一生懸命尽くしてくれる。
まるで「忠犬」のような彼氏（ペット）くんとの、ドキドキするペットライフが始まった——！

どうです？このあらすじだけでワクワクしますね。

ここを読んでくださっている皆様なら家の近くにあるゴミ捨て場で倒れている男性を拾った経験の１回や２回あるんだろうなぁと思うのですが（私は恥ずかしながら未経験です）、やっぱり拾うならイケメンが良いですよね！

というわけでこのメガネのイケメン・サキトくんを拾うところから話が始まります。

◆プロローグ

「あ、あれ、ここは……？あなたは…………」

サキトくんが目を覚ますと、見知らぬアパートの一室でした。女性から『倒れていたところを見つけたので、応急処置をした』ということを告げられます。

名前以外の事を思い出せないサキトくんでしたが、懐から名刺が見つかりました。

そこには【ペット名　サキト】の文字が……。メッチャ怪しいね…………。

保険証もないし病院へ行くのはあきらめる、とサキトくんが告げると、

彼女の驚愕の一言！“行く当てがないのなら、うちにいれば？”

サキトくんはびっくり、何を考えているんですか！？あなた見たところひとり暮らしですよね！？こんな得体の知れない男を家に置くなんて！！と反論します（常識人ですね）。

そんなあたふたするサキトくんに向かって彼女は「あなたを家に置いて何か危ないことでもあるんですか？」という質問をしたんですかね、必死になって「恋人でもない女性に手を出したりすることは絶対にありません！！！（プンスカ）」と言い返します（笑）可愛いですね

まあそんなこんなで、サキトくんが家事手伝いなどをするということを条件に彼女の家で同居をすることになります。

「私のことは家政婦か、…そうだ、ペットだと思ってください！！ペットの名刺を持っていたことですし……。私は、今日からあなたのペットです。」

君さてはノリノリだな！？

そういうプレイ、嫌いじゃないよ

このCDではサキトくんの心の声がちょくちょく挟まるんですが、それによると“今は思い出せないが、彼女と会ったことがある気がする。しかし彼女は俺のことを知らないようだ…。”とのこと。

ロマンスの香りがしますね……＾＾

◆翌日

「おはようございます、朝です。起きてください………」

ここの新垣さんの声がメッッッッッチャ優しくて最高なので全世界の人間は聞くべき！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！こんなトーンで起こされたら1093820284830回起きる

サキトくんはペット生活初日なので朝食を作りたかったそうなのですが、「おかしいんです、私はフライパンと友好関係を結ぼうとしているのにフライパンが私を拒否している………」とのこと。

要は“頑張ったけどヤベー食べ物しか生まれんかった、スマン”という話らしいです。

かわいいね………。彼女は怪しい男を家に置くぐらい懐の広い人物なのでもちろん怒ったりしませんし、「一緒に食べよう」と言ってあげるんですね～良いね～～

あとこのパートの最後でちゃっかり彼女のことを「ご主人様」呼びしていて笑いました。やっぱりノリノリだね！？

◆サキトくん、日記をつけ始めるの巻

ご主人様からノートと鉛筆をもらい、【忠犬の手記】をつけることにしたサキトくん。

忠犬の手記って……。君ほんとこのプレイ楽しみすぎでしょ！？

「なんだか、文字を書くことに馴染みがある」とのこと。記憶を取り戻す手掛かりになりそうですね！

◆二人でおでかけ

お出かけの帰り道、二人は公園によって休憩することに。

サキトくんが飲み物を買いに行っている隙に、彼女が見知らぬ輩にナンパされているではありませんか！これにはサキトくんびっくり！急いで駆け付けます。

「お前！！何してる…彼女が嫌がってるだろ……！」

（中略）

「……このまま、腕を折ってやろうか……？」

ブチ切れると狂犬になるタイプ！！穏やかな世界観なのにチンピラの腕なら折ってもオッケー♡という倫理観！！良いですね～～～こういう男好きです……

結局彼女に「それはやりすぎ！」と止められてチンピラは一命を取り留めます。

彼女「なんだか甲斐犬に似てますね」

サキトくん「そうかもしれません…。」

このCD曰く甲斐犬の特徴は以下だそうで…

・主に忠実（主以外からは餌をもらわない）

・主に害なすものには容赦なく牙を剝く

ふ～～～～～～ん…………ふ～ん………なるほどですね…

甲斐犬に似てると言われて満更ではないサキトくん「私に喧嘩をさせないために、もっと危機感を持ってくださいね＾＾」お、おう……

◆まあそんなこんなでサキトくんはいろんなことを経験して記憶のかけらを集めていきます

「どうして俺は、彼女の事は無条件に信じられるんだろう……。無条件に守りたいと思うんだろう……………。」

なんでだろうね～～！？わたしも知りたいよ～

◆その後彼女の計らいで遊園地に遊びに行くのですが、ここでサキトくんは決定的な記憶を取り戻します

“彼女への想いはずっと前からあった”ということを確信します。

彼女への想いを自覚したとたんにそれ以外の記憶も芋づる的に蘇ったが、それが明らかになったら彼女との生活はおしまいになってしまう…。まだこの時間を手放したくない、と考えたサキトくんは「もう少しだけ……」と自分に言い聞かせて忠犬ごっこを続けます。

わたし、彼女への想いを自覚する前と後でサキトくんの声の甘さが微妙に違う気がするんですよね。新垣さんすごい～！

◆「この部屋も一か月ぶりか…………」

完全に記憶を取り戻したサキトくんは、一度自分の家に帰ります。

記憶のないふりを続けてきたけど、今日すべてを彼女に告げるということを覚悟します。

サキトくんは彼女に明かします。

全てを思い出したこと、五年前から彼女の住むマンションの向かいのマンションに住んでいたこと、職業は小説家ということ、妙な名刺は本物で『人間ペット』なるものに登録していたこと（←！？）（彼女以外のペットになる気はないから契約を打ち切ったとのこと）、彼女の事は前から知っていて遠くから見かけていただけだったが何気ない日常の中で屈託なく笑う彼女を見て段々と心惹かれていったこと……………

いま思っていることをすべて告白したサキトくんは、「きっと今日がペット生活最後の夜だから……」と言って彼女を夜の散歩に誘います。

「…ね、少し手を繋いでもらえませんか？俺はペットですから、リードが必要です。……ね？」←ここの言い方が優しくって優しくって少ししたたかで最高なんです………………。

◆彼女「でもなんであんな怪我してゴミ捨て場でひっくり返ってたの？」

まあ普通にそれ気になるよね……。

曰く「近辺でよく見かけていた不審者がどうもある女性にストーカー行為をしていたらしくって、ある日いよいよ実力行使に出ようとした不審者が向かいのマンションに侵入しようとしているところを目撃し、いてもたってもいられなくなって飛び出して行って乱闘騒ぎになった」とのこと。

一応犯人は捕まっているけど……。「怖いですよね？」と彼女に尋ねるサキトくん、ペット関係は解消しても、これからもあなたを守らせてほしいと告白。お、お上手！！

そして彼女の手の甲に忠誠のキスをするのでした………

◆しかし物語はまだ終わらない

彼女を寝かしつけた後、サキトくんの独白が始まります。

「さて、と…。…おい、聞こえるか？…ま、聞こえていたら困るんだがな……一応言っておく。この家に仕掛けられた盗聴器は俺がすべて排除する」

！？

ここ、彼女への「おやすみなさい♡」から一拍置いて突然冷たい声になったんでびっくりしました。

驚愕の事実ですが、サキトくんが取っ組み合いの大乱闘をした不審者はなんと彼女のストーカーだったのです。わたしは最初聞いたときエ、エェ！？！？！？と素っ頓狂な声を上げてガチ驚きをしてしまったんですけど聞き直したらちゃんとヒント（？）がたくさんあって、逆にどんだけ察しが悪いんだ自分……。と思いました。（はい）

ずっと彼女のことを遠巻きに眺めていたから異常（ストーカーの存在）に気が付けたんだね…。

別に「それ結局、最強の彼女のストーカーを決めるただのストーカー頂上決戦だったのでは…？」とか思ってないです……＾＾

◆エピローグ

ほとんどおまけって感じなんですけど、晴れて恋人同士になった二人のイチャイチャを見せつけられます。体張った甲斐があったねサキトくん！

ここでのセリフ、「ああそうだ、こないだ『同棲を始めるなら犬を飼いたい』って言ってたけど、あれ、もうちょっと待ってくれないかな……？今はまだ、君が俺以外に夢中になるのは耐えられそうにない……。……俺は案外、嫉妬深かったみたいなんだ。」←わたしはこのセリフが作中で一番好きです（………）

というわけで、妄想彼氏　忠犬ペットくん　でした～！

このCD（１時間ぐらい）、話が無理のない範囲でまとまっていて、聞き物としてとっても楽しめる作品になってます！

ペット契約の件は説明するのが難しくてはしょりましたけど、新垣さんの声で説明されるとそれすらも無理のない設定になるから不思議……。笑

もし機会があったら聞いてみてください！！オススメの一枚です！